どうも、Hiro (@Sm_pgmf) です。
私は3Dプリンタユーザーなのですが、3Dプリンタで作った印刷物の表面を加工する際に「ポケトーチ」と呼ばれる商品を使っています。
ポケトーチとはコンビニやホームセンターで売っている使い捨てライターを燃料にするポケットサイズのガスバーナーです。
購入して3週間ほど使ってみたのですがとても良かったので、本記事ではこのポケトーチと使った感想レビューを紹介します!
興味のある方は読んでいただけると幸いです。
購入経緯
3Dプリンタユーザーである方なら、印刷物をビルドプレートから剥がしたときの底面や、樹脂をヤスリ等で削ったときの面が白くなる現象を見たことがあると思います。
これに対し、ライターの火やはんだごての熱で白くなった箇所を温めると、白さが消えて樹脂の色に戻る方法があります。私はこれまで、チャッカマンを使っていました。はんだごては温めるまでの時間が面倒だったので。
チャッカマンは着火点と手の間に柄の長さだけ距離があるので良かったのですが、燃料が空になってチャッカマンを廃棄するときにもったいなさを感じていました。その後、ライターを試したのですが、火力が弱くて表面処理に時間がかかっていました。
そんな中、はるかぜポポポ (@N3uuSp3ak) さんのnoteで紹介されていたオススメ工具の記事を見て、ポケトーチの存在を知って興味が出てきたので、購入しました。
新富士バーナー製ポケトーチを紹介!
商品の外観写真
製品は新富士バーナー製の「ポケトーチ PT14FFSKCR」です。私はAmazonで購入しました。カラーはp「スケルトン」を選びましたが、他に3色(合計4色)のバリエーションがあります。
ライターを入れるホルダー部分と着火するヘッド部分はツメで固定する構造になっていて、手で簡単に外すことができます。また包装の中には商品に関する使い方や注意事項がしっかり記載されていました。
用途の例としてはんだ付けがあるのは意外でした。はんだごてではなく、ポケトーチではんだ付けをして回路を作る人はいるのでしょうか?気になります。
交換可能なライターの種類とは?
簡易説明書の内側に書かれていますが、下記2種類のライターであれば燃料として交換可能です。これ以外の使い捨てライターを購入しないよう気をつけてください!
ホームセンターで探してみると、1つ目の「CR-ML-17」のライターが3つセットになっていたものを見つけたので購入してみたところ、確かに交換可能でした。
1本あたり約100円で燃料を交換できるのは経済的に嬉しいですし、ゴミもチャッカマンに比べると少なく済みます。取り付けはケースを一度分解するだけなので、かなり便利で良い商品です。
バーナーの炎長の調整方法は?
これも説明書に記載がありますが、使い捨てライターに調整用レバーがあるので、そのレバーの位置(+と-)を変えることで調整できます。説明書曰く、炎長は 5〜6 cmにするのが望ましいようです。ポケトーチ自体には調節機構が無いので、調節したい方は手間ですがライターを取り出す必要があります。
使ってみた感想
この商品を買って約2週間使ってみましたが、3Dプリンタのお供として大変良かったと感じています。
用途は専ら3Dプリンタの造形品の白くなった面を温めるのに使いますが、火力が十分にあるため短時間で樹脂を温めることができます。写真を見てわかると思いますが、使い捨てライター単体では得られないほどの火力が出ていることがわかります。
ただし、火力が十分なのでうっかりすると、せっかく3D印刷した造形品を溶かすことにもつながります。現に使い始めの頃は火力の強さに慣れずに少し樹脂が溶けてしまい、失敗したことあります。
高火力で炎が長いので、樹脂を溶かさないよう気をつけて、ポケトーチの火口を樹脂から十分離して使うのをオススメします。
フィラメント樹脂を温めるときの注意点
ポケトーチに限らず、樹脂の表面をライターやはんだごてなどの熱源で温める際は、樹脂を溶かさないよう気をつけてください!
歪んで見た目が悪くなることを防ぐのはもちろんですが、樹脂 (PLA、ABSなど) が溶けた際に発生する有害物質の影響を防ぐことにもつながります。後者は3D印刷時でも同じです。
フィラメントから発生する物質による健康被害リスクとその対策方法について、かける + ねこべや工房さん (@nekobeya_n_m) がYouTube動画で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
本記事では、新富士バーナー製のポケトーチと使った感想、そして注意点について紹介しました。
3Dプリンタで作った造形品を軽く温めてより良いものに修正したい方は、ぜひポケトーチを試してみてください!
コメント
交換方法も書いて頂けるとありがたいと思いました。