【レビュー】3Mのプラットフォームシートを3Dプリンタに導入してみた (QIDI TECH X-smart)

3Dプリンタ
記事内に広告、プロモーション、アフィリエイトリンクが含まれます。これらを通して購入すると売上の一部が当ブログに還元され、今後の活動の励みになります!
スポンサーリンク
この記事はこんな人にオススメ
  • 積層型3Dプリンタを使っている人
  • 3D印刷中に1層目が剥がれて印刷ミスが多発している人
  • 3Mのプラットフォームシートに興味がある人

どうも、Hiro (@Sm_pgmf) です。

最近、所有する積層型3Dプリンタ(X-smart)で遊ぶことが多いのですが、使い続けてきたせいなのか、1層目がビルドプレート(プラットフォームシート)に定着せず、印刷ミスが多発していました。

そこで今回ネットでよく耳にする、3M製のプラットフォームシートを購入してみました。シートを使ってみましたが、導入が簡単な上に1層目の定着力がアップし、印刷ミスが起きなくなりました。

積層型3Dプリンタのユーザの方は買って使った方が良いと思ったので、今回記事にまとめました。

写真多めなので、興味のある方は読んでいただけると幸いです。

3M プラットフォームシートの外観

私が購入したのは品番3099AB2103STNで、サイズは210×180 mm、枚数は3枚入りのものをAmazonで購入しました。

商品には日本語の取扱説明書が入っていて、シートの構造の解説図や貼付け手順、注意点や市販プリンタでの造形例が記載されていました。

使用例:X-smart (QIDI TECHNOLOGY)

この記事ではQIDI TECHNOLOGY製のX-smartという3Dプリンタを扱います。

https://amzn.to/3MZ34sd

純正のプラットフォームは表面がザラザラしていて元々1層目が定着しやすいつくりになっています。しかし、使い続けたことで表面に汚れがたまって凹凸がなくなってきたのか定着力が弱まってきました…。そこで今回は裏面に貼りました。

【補足】X-smartを含め、QIDI TECHNOLOGYの純正シートはAmazonで取り扱われていますが、2022年1月10日時点では在庫が切れています。メールで問い合わせれば購入できると思いますが、QIDI TECHNOLOGYは中国に会社があるので、送料はある程度かかります。

Bitly
スポンサーリンク

手順に沿ってシートを貼ってみた

剥離紙の一部を剥がしてプラットフォームシート裏面に貼り付け、さらに剥離紙を剥がしながらシートを貼り付けていきました。

貼り付ける際はスクレーパーのような平らな板を使って隙間の空気を外にかき出すよう、取扱説明書に書かれていましたが手元になかったので、シンワ測定の定規を使いました。

最初は上手く出来ましたが、シートに金属製の定規を強く押し付けすぎて表面の保護フィルムが削れたので、後半はビビってしまい、結果として中途半端な出来となりました。

プラスチックの定規なら上手くできるかも。スクレーパーは100円ショップでもあるらしいので、次貼るときは必ず使おうと思います。

作業時間は10〜20分程度です。シートに光を当てると、鏡のように反射します。

印刷してみた結果と感想

3Mのシートの定着力を確認するために、下記のモデルをサンプルとして使いました。

Peg board accessories by whttigress is licensed under the Creative Commons – Attribution license.

Peg board accessories by whttigress
I made these to hold various accessories I use in my 3d prin...

そして印刷結果がこちら。

結果として、印刷物は剥がれず、プラットフォームシートに定着していました。印刷成功です!
使って気づいた点2つについて話します。

底面の光沢について

底面には光沢が出ていました。「光沢が出てすごい!」と褒めるレビューをいくつかみましたが、これほど光沢が出るとは…。光沢を活かせるモノを作る場合はメリットですが、マットな質感のモノを作る場合はむしろデメリットかもしれないです。好みによって分かれるかも。

底面に付着したシートの剥がれ?

印刷物の底面(接地面)にシートの一部が張り付いていました。これはノズルのキャリブレーションが近すぎたせいで失敗しているのかは不明です。

この後、同じ位置、同じモデルを印刷しましたが、問題なく印刷できていたので定着力に影響ないと思います(まあ最悪、予備の2枚を使って貼り替えます)。

購入して使ってみた感想

このシートを買うかどうか悩んだりもしましたが、購入して良かったです。SNSやブログでこのシートを購入している人、オススメしている記事が多いのも納得です。

1層目が剥がれる現象に対して、一時期スティックのりをプラットフォームシートに塗りつけて対処していましたが、その手間がなくなって本当に嬉しいです。

もし所有している3Dプリンタの1層目が剥がれて辛い思いをしている方、スティックのりやマスキングテープでしのいでいる方がいましたら、ぜひ購入して試してみてください!

印刷したペグボード用フック
光(Hikari)
¥2,912 (2024/11/19 23:31時点 | Amazon調べ)
スポンサーリンク

3Mのシートのバリエーション & 購入サイト

このシートはAmazon、楽天、モノタロウで購入可能です。私はAmazonで買いました。Amazonに比べて楽天市場、モノタロウの方が価格が安く見えますが、送料込みで考えるとあまり変わらないと思います。

枚数が10枚入りでお得なものや、サイズが330×270 mmと大きいものなど、バリエーションもあるのでご自身の3Dプリンタと予算に合ったものを探してみてください。

まとめ

近年、いろんなメーカーから3Dプリンタが販売されて普及し始めています。とくに積層型(FFF方式)の3Dプリンタを既に購入して使っている方がいると思いますが、もし「1層目がプラットフォームシートに張り付かない」「印刷中に印刷物が剥がれる」といった問題に苦しんでいるのであれば、一度3Mのプラットフォームシートを試してみてください。

【後日談】PEIシート

導入後しばらくは上記レビューのように定着力が向上し、安定した印刷が実現できました。しかし使っていくにつれて定着力が落ち、3Mシート導入前と同じ状態になってしまいました。

そこで約1500円で入手できる「PEIシート」という別のものを試したところ、こちらも良かったので気になる方は是非こちらの記事もご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました